スポンサーリンク

側音

側音と呼ばれるのは、/l/である。有声歯茎側音である。舌の先端が歯茎の中央に接触して閉鎖を形成するが、舌の両脇から息が流れていく。側面か息が流れていくので、側音(側面音)と呼ばれている。意識して、舌を歯茎につけて、その両側から息が流れていくことを確認することが必要である。

light/clear l とdark l

そして、音色によって、2種類に分けられる。これには、「明るい l」 (light l /clear l)と「暗い l 」(dark l)とがある。

「明るい l 」では、舌の先端は歯茎に接するが、舌は下にさがり、前舌母音のような構えとなる。そのために、前舌母音特有の明るい音色になる(もちろん、前舌母音が明るいというのは主観的ではあるが)。これらが現れるのは、次に来る母音が前舌母音であれば、「明るい l 」となる。すわわち、次に来る母音が/i/,/e/などである。lead, lay が例となる。ただし、次に来る母音が/u/,/o/のように後舌母音ならば、あまり明るい音にはならない。

一方の「暗い l 」では、舌の先は歯茎に接するが、舌は多少軟口蓋に向かって盛り上がる。feel, style, call などのように、母音のあとに「暗い l 」が現れる。この「暗い l 」は日本人の耳には、「ウ」のように聞こえる。

日本語のラ行

「暗い l 」にせよ、「明るい l 」にせよ、日本語のラ行の子音と比べて極めて長く発音される。日本語の3倍ぐらい長く伸ばすような気持ちで発音するとよい。

日本語の「ラ」行は舌の先が硬口蓋の前の部分に触れる。、あるいは、舌の先で上歯茎を「はじく」ようにして発音する。この「はじき音」/ɾ/ だが、英語の/l/,/r/とも異なる。音声である。舌にその図を示す。出典はUCL Division of Psychology and Language Sciences (http://www.phon.ucl.ac.uk/courses/plin/plin2108/week5.php)

 

左が明るいl, 右が暗いl
左が明るいl, 右が暗いl
日本語のラ行、たたき音
日本語のラ行、たたき音

 

スポンサーリンク