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フォニックス

英語は、アルファベット26文字には、名前と音があるので、アルファベットの文字の名前を覚えても単語や文章を読めるようにはならない。この理由で、英語圏の子供達にとっても、英語を音読するということは、たいへん難しいことである。フォニックスは、英語圏の子供達に読み方を指導する方法の一つとして、19世紀の始めに考案された英語のスペルと読み方の関係を学ぶ学習方法である。

フォニックスとは、単語にしたときの文字と音との関係性を法則化したもので、英語のスペルと発音の関係を学ぶ学習方法である。AからZの26文字それぞれに、Aは/æ/、Bは/b/、Cは/k/、Dは/d/と発音するルールがあり、例えば、catという単語の場合、それぞれのアルファベットの名前は/siː/, /ei/, /tiː/となるが単語の読み方はそのルールに従うと/kæt/となる。また文字の組み合わせによって表す音が変わる場合もある。例えば、CとHが別々の場合は、/k/、/h/とそれぞれ発音するが、CHが一組となると/tʃ/と発音する。このような規則性を整理したものがフォニックスである。

英語の母音を示すアルファベット

ここで英語の母音を示すアルファベットに絞って考える。そして、フォニックスをどのように教えるかその事例を二つほど示す。英語のアルファベットには、アルファベット式の読み方と普通の読み方の2種類がある。多くの場合は、普通の読み方であり、book などのbの音は、アルファベット式の/b:/ではなくて、/b/の発音である。

発音されない e

子音+母音+子音の組み合わせの単語にeが付加されると、そのeは発音されないが、その前にある母音はアルファベット読みとなる。例えば、cap は c /k/,a /æ/, p /p/で/kæp/と読む。このcapの最後にeをつけてみると、capeとなり母音aがアルファベットと同じ読み方/ei/となるので、capeは/keip/と発音することになり、そしてeは読まない。以下にいくつか例をあげる。
mat-mate /æ/ /ei/
pet―Pete  /e/ /iː/
pin―pine /i/ /ai/
hop―hope /ɑ/ /ou/
cut―cute  /ʌ/ /juː/

練習として、次の単語のペアでeが発音されないこと、前の母音がアルファベット読みになることを確認する。
hat (  )  hate (  )
cut (  )  cute (  )
plan (  )  plane (  )
rat (  )  rate (  )
hug (  )  huge (  )
tap (  )  tape (  )

2重母音

2つの母音文字が1組となっているとき、1番目をアルファベット読みし、2番目は読まない。

ai /ei/, ea /iː/, ee /iː/, oa /ou/などは以下のように発音される。
chain /ei/
tea /iː/
feet /iː/
boat /ou/

ここでは、chain のaがアルファベット読みの/ei/となり、2番目の母音iは無音となっている。EA, EE, OAに関しても同じである。

その他にも例をあげて、まとめると以下のようになる。
AI: chain,  rain,  train
EA: sea,  tea,  peach
EE: see,  keep,  food, bee,  fee
OA: boat,  coat,  road,  coast,  coach

すべての二重母音がそのように当てはまるのでない。ou, oo (could, couch, cough, blood, flood )などのはこの規則には当てはまらない。

geralt / Pixabay
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