単語は短い語の場合は母音は比較的長く発音される。しかし、その後に接頭辞や接尾辞がついて長めの語になると母音が変化して短くなる。つまり二重母音や長母音が短母音へと変化する利が多い。下の例では、太字はアクセントのある音節で、下線部が比較される音を示す。

hero /hi:rou/     → hero /herouizm/    heroine  /herouən/     (カタカナで記すと、ヒーロウ→ロウイズム となる) 

famous /feiməs/   →  infamous  /infəməs/  infamous となると強勢が移動して、二重母音/ei/は曖昧母音/ə/となる。

pious /paiəs/   → impious  /imps/       impious では強勢も移動している。三重母音/aiə/ が二重母音/iə/ へとなっている。

say /sei/  →   says   /sez/    三単現の時は、「セイズ」ではなくて、「セズ」との発音になる。

know   /nou/   → knowledge  /nɔlidʒ/  

parent  /peərnt/    → parental  /pərentl/     第一音節の二重母音/eəは強勢が移動してしまい、曖昧母音/ə/となる。(親の指導の下に子どもに見せる番組は PG-12  というが、これは12歳以下の子どもはparental guidance が必要という意味だ。)