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分離不定詞

 分離不定詞(Split Infinitive)とは、to と動詞の間に副詞がくる形式である。一般に副詞は不定詞の前に来るものだとされている。

He taught us always to speak the truth.

が正しい使い方とされて、下のような副詞がto の次にくる形式は好まれていない。

He taught us to always speak the truth.

山崎貞『新自修英文典』研究社 (p.473)では、分離不定詞はやむを得ない場合のほかは用いない方がよいとされている、と述べている。

Quirk(1985:496)のA Comprehensive Grammar では、分離不定詞の使用には比較的に寛容である。

She ought to seriously consider her position.
Fe me to suddenly resign my job is unthinkable. 

上記のような使い方は認めるべきとの主張である。その理由として、次のように完了形にすると不定詞の次にくる方が自然であるから不定詞の時も同じだと述べている。

She ought to have seriously consider her position.
Fe me to have suddenly resign my job is unthinkable.

意味の曖昧さ

副詞がto の前に来ても後ろに来ても意味はほとんど変わらないが、後ろに来ると意味が曖昧になる場合がある。

His hardest decision was not to allow the children to go to summer camp.

この文の解釈として、「彼の最も困難な決断は子どもたちがサマーキャンプに行くことを認めることではなかった」と「彼の最も困難な決断は子どもたちがサマーキャンプに行くことを認めないことだった」の両方が可能になる。それを避けるためには副詞の位置を工夫した方が良い。

後者の解釈ならば副詞をto の次に移して、His hardest decision was to not allow the children to go to summer camp. とする方が意味が明白になる。

なお、次のような場合は意味が明白に異なる。

He tried not to think about it. (そのことは考えないようにした)
He did not try to think about it. (そのことを考えようとはしなかった)

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