未来を表すのに will, be going to, be about to など様々な表現法がある。そのことは、以前の記事 未来形 でも述べてある。それは以下のように述べてある。

現在時制:確定的な未来の予定を表す。未来であってもすでに現在の一部と考えられている。個人よりも団体などの予定を表すのに使われる。現時点で決定しているという感じで、団体の予定であるから、よほどのことのない限りは変更の可能性はない。旅行社がこの用法をよく使う。

(1) We leave Tokyo at 11 p.m. and arrive in Kyoto at 8:30 a.m.
(2) What time does the ceremony start this evening?

これらの場合は、すでに確定していて、あたかも現在の一部であると感じられるからである。その意味で、不確定なことは現在形を用いることはできない。次の3つの文はそれぞれ不自然である。

(3) *It rains in Tokyo tomorrow.
(4) *The Tigers lose to the Giants tonight.
(5) *He passes the entrance exam next spring.

これが次のように自然や勝敗とは関係なく、その事実が間違いなく起こると述べるならば適格な文となる。

(6) He takes the entrance exam next spring.
(7) The Tigers fight with the Giants tonight.

photo credit: Kelly Burkhart 2012 Royals Home Opener via photopin (license)

次の文も確定した事項であるから現在形が使われる。悪質なテロなどが起こらない限りは大丈夫である(そう願いたいのだが)。

(8) The next Olympic Games are held in Tokyo in 2020.