2015-10-20

10月31日のハロウィン(Halloween)から連続して、11日1日の All Saints’ Day, 11月2日のAll Souls’ Day と続く。このAll Souls’ Day は今までなくった先祖を思い出し追憶する日である。「万霊節」と訳される。

日本でこれに該当する日は「お盆」である。お盆は8月15日に行われる。この日は先祖が里帰りすると信じられて、お墓などにお参りする日である。

ハロウインや万霊節はキリスト教が普及する前の土着宗教の風習が起源であるようだ。そして、キリスト教では、死者を追憶する日として重要な日となっている。

日本でも仏教の伝来以前から死者を追憶する日があり、それが仏教の伝来後は、お盆という形で確立されていった。

All Souls’ Day やお盆は、要は死者を伴う日であるということだ。それで、冒頭のタイトルの疑問に対して、私は大丈夫だと答えたい。お盆の英訳は,the Bon festival, the Obon holiday となっているが、内容を示すときには、It is just like All Souls’ Day in your country. と答えればいいのではと思う。

お盆の意味を質問した人が、もしも、キリスト教の信じる人以外の場合ならば、例えば、イスラム教とかヒンディー教を信奉する人であったら、こちらから質問するといいのではないか。つまりどの宗教にも死者を追悼する日があるだろうから、その日が何であるか質問すればこちらも異文化理解が深まる。


(補足)All Souls’ Day はキリスト教の宗派によって取り扱いが異なるようだ。ときには、All Saints’ Day と一緒に祝われるようだ。単純にお盆はAll Souls’ Day に該当するとは言えないようだ。