2015-09-25

昨日、大阪にある非常勤先の大学の授業で「毎日英語の音声を聴いているか?」と訊ねたところ一人も「聴いている」と答えた学生はいなかった。学生たちは英語を専攻する学生なので、将来は自分が英語学科を卒業したことを「売り」にする。就職も英語を「売り」にすれば、人気の高くて給料の恵まれたところに就職しやすくなる。なのに誰も英語の音声を毎日聴いていない、それは本当にもったいない。

英語の音声を聴くのはスマホを利用して、空き時間に行えばいい。本当は毎日1時間ほど聴いてもらえればありがたいが、それだけの時間は取れないかもしれない。では、最初はそう、15分だけでもいいから英語の音声に毎日触れる習慣をつけてほしい。

第一段階の提案として、Radio Japan がいいと思う。無料アプリでスマホにいれる。毎日15分だけニュースを聞く。通学や通勤のちょっとした時間だけでいい。毎日聴いていると英語への親しみが全然違ってくる。Radio Japan のいい点は英語が分からなくても、日本のことについて語っているので、内容が見当が付く点である。さらには将来は英語で日本の説明をすることが多いだろうから、その予行演習にもなる。このような言い方をするのだと覚えておくと良い。

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そして、慣れたら、これは第二段階だが、Radio Japan のclipの項目から好きな内容を選んで聴くと良い。ファッション、ローカル記事、テクノロジーと自分の関心の向くままに聴く時間を増やしていく。そして、30分ぐらいは連続して聴くようにしたらと思う。

日本だけの内容に飽きたら、第三段階として、VOA, BBC などがある。YouTube やテレビで英語の練習もいいが、毎日の習慣にするためには、手軽に聴ける、いつでも気の向いた時に聴けるラジオがいいだろう。

自分は、朝の通勤30分、帰りの帰宅30分を必ずFox Radio News を聴いている。保守的なメディアと言われている。そのために、内容が偏っていると非難されることもある。ただ、司会者たちは公平であろうと努力しているように感じる。

司会者と視聴者の電話のやりとりが面白い。喧嘩をしたり、非難したりと、日本のようにおとなしいやりとりではないので面白い。アメリカ人のメンタリティーの一部が垣間見れるようで面白い。

とにかく、1日に1時間英語の音声に触れること、このことの大切さを学生たちに言いたい。