2015-09-21
私は is engaged in ~ と来ると、どうしても動名詞を入れてしまう。先般、私の書いた文 Famous artists were engaged in making sand arts. をFamous artists were engaged to make sand art. (砂の芸術作品を作るのに従事している)と訂正された。このあたり詳しく調べたいと思って、辞書で引くと、Tom is engaged in writing a novel. (ジニアス改訂版)のような例文が出る。どちらが一般的か知りたいと思った。
“is engaged in writing” としてgoogle 検索をすると、 10,900,000 件ヒットした。次に”is engaged to write” とすると、407,000件ヒットした。動名詞の方が27倍多いということだ。writing ならば学生に教える時は、動名詞を使えと教えた方がいいことになる。
同様に、”is engaged in making” で検索すると 2,000,000件ヒットした。”is engaged to make” を検索すると、594,000件ヒットした。Usually the brick-maker is engaged to make the bricks and supervise the building of the structure. (れんが職人が通常は煉瓦を作り建物の建築を監督した)のような文が出てくる。この場合は動名詞の方が、3.3倍多いということになる。
“is engaged in creating” では281,000件のヒットであり、”is engaged to create” では、530,000件のヒットである。この場合は、不定詞の用法が動名詞よりも1.8倍ほど多いことになる。
どうも、engage の次に来る動詞の種類によって動名詞と不定詞の好まれ方が異なるようだ。一般的には不定詞は未来志向であり、動名詞は現在・過去思考であるとよく言われる。engage は現在何かに従事しているという要素があるので、動名詞が一般的ではという感じがする。しかし、不定詞を使うようにとの訂正指示である。このあたり、訂正してくれたネイティブと再度会ってよく話を聞いてみたい。
(追記)2015-09-25
再度ネイティブの先生に会って説明を聞く。動名詞の時は、今その状態にあるという臨場感があるそうだ。(When I entered the museum,) famous artists were engaged in making sand arts. の時には収まりがいい。ただ、(Every year,) famous artists were engaged to make sand art. のように、毎年作成していたという事実を淡々と述べるならば、不定詞が望ましいそうだ。どちらでもいいのではなくて、ニュアンスの差があるようだ。