2015-06-20

昔、自分が感動した本に岩波新書『外国語の学び方』という本がある。渡辺照宏という仏教学者が書いた本だ。仏教を学ぶ過程で数十カ国語に手をつけたのだが、その迫力に驚く。我らのような凡人がそのようなことができるわけがないが、しかし、筆者である渡辺照宏が楽しそうに多くの語学を学ぶ姿はとても感動的であった。

今の人たちがTOEICの点数アップのためとか、英検の1級をパスするために英語を勉強するという人がいる。その人たちは何のために英語を勉強するのか見えなくなっている。そんな時に、渡辺照宏のこの本を読むと、英語は何のために勉強するのか、かれの場合は仏教研究のためという目標があったが、このような目標をはっきりと持つことで語学上達の道につながるのである。

この本はもう新刊ではないようだ。アマゾン経由でも中古本の購入となるようだ。下のアマゾンの広告を貼り付けておく。