むかし、英文を書いていて、「留学生」の意味で a foreign student としたら、イギリス人の人から、この部分は差別的な意味が出てくるから、students from abroad とした方がいいと訂正された。自分では特にこの語に差別的な意味を感じていなかったので、ちょっと驚いたことがあった。そのことを思い出し、ネットで確認したり、辞書を引いたりして色々と調べたので報告をしてみたい。

foreign は「外国」は外国の意味として広く使われている。

a foreign country, a foreign language, a foreign car など「もの」の場合は問題がない。中立的な意味合いで使われている。

人に対してのforeign  は失礼な言葉となる。

foreigner とは「よそ者」のニュアンスがあるので、人に対してforeign とすると失礼な響きがある。「外国からのお客さん」の意味では、foreign visitors ではなくて、visitors from abroad, visitors from other countries などを使うのがよい。

留学生を示すのに、foreign students ではなくて、international students, overseas students, students from abroad を用いるとよい。
fYou’re a foreigner. と言うのは避けるべきとされている。その時は、You’re American. のように具体的な国籍を用いるべきである。国籍が分からないときは、a person from abroad, a person from another country とするのがよい。

ただし、自分自身を示すときはいいようだ。Could you help me, please? I’m a foreigner and I cannot read the signs. (Dictionary of Contemporary English, Longman) のような例文が見られる。

expatriate は「国外在住」の意味があり、 an expatriate American 「アメリカの外に住むアメリカ人」のように使える。ただ、やや固い言い方だ。

alien は使えるか。

異人種を意味する alien は法律用語であり、固い響きがある。an alien registration card 「外国人登録証明証」とか、illegal aliens 「不法滞在外国人」、a resident alien「在留外国人」のように使われる。なお、日本では、外国人登録証明証は廃止されて、2012年から「在留カード」residence card を用いるようになった。

alien

エイリアンという映画が昔ヒットしたことがある。これは異星人を表す言葉であった。You are an alien. などと言ったら、「あなたは宇宙人」と言っているようで好ましくない。