スポンサーリンク

「あの男はいつも俺の足を引っ張る。もう少しで上手くいくところなのに、あいつが邪魔をする」という風に日本語では使われる。しかし、英語では「冗談を言う、からかう」という意味になる。日本語と英語では意味がかなり異なる用法だ。

なぜ、「足を引っ張ること」が「冗談を言ってかつぐ」という意味になるか、英米人でも不思議に思っているようだ。

The Phrase Finder というサイトを読むと以下のような起源について二つの説明がある。でも、解説者自身がよく分からずと最後にはお手上げのようだ。

1. Thieves used to pull at people’s legs to trip them and then use the quarry’s disorientation as an opportunity to rob them. This was supposed to have taken place in ‘Victorian London’, ‘medieval markets’ or anywhere else that the storyteller chooses to site the story.

2. The ‘pulling my leg’ theory is that people, the so called ‘hangers on’, were hired at Tyburn executions to hang onto the victim’s legs in order to give them a quick end. The practice of ‘hanging-on’ might or might not have happened…

とあって、1番目の説は、強盗が足を引っ張って転がして金銭を奪ったという説だ。2番目の説は、吊される人がすぐに絶命するように足を引っ張ったという説だ。しかし、どちらも、その原義からどうして、「人をかつぐ」という意味へと発展したのか説明が不十分である。英米人もこのイディオムの説明は「お手上げ」のようだ。

余談だが、「お手上げ」を raise one’s hand と訳してはいけない。これは「挨拶をするとか」「応募するとか」「詰問する」のような意味で、日本語とは全然異なる。英語の throw up one’s hands ならば日本語の「お手上げ」に近い意味になる。

photo credit: Go-tea 郭天 Street 18/52 via photopin (license)
スポンサーリンク