heavy は「重い」と覚えてしまう学生がいる。すると、heavy rain, heavy snow を「重たい雨」「重たい雪」と訳してしまう。水滴自体が重たいのではないか、パラパラ降ってきても、重量のある雨ならば heavy rain になるのではないか、などと考えてしまう。
まあ、多量に降るのでたしかに重たいのだが、ここでは、「大雨」「大雪」の意味である。
![photo credit: gunman47 Braving the heavy rain alone via photopin (license)](https://ibunka.xsrv.jp/wp-content/uploads/2016/11/16771514233_8cd5ed481b.jpg)
交通渋滞も The traffic is heavy on Sunday around here. という風に、交通量の大きさを示すのにheavy を示す。形容詞が名詞の前にきて heavy traffic という言い方でもいい。
(なお、street が主語になると、The street is busy on Sunday around here. となり、busy という形容詞と結びつく。このあたりは一つ一つ覚えていくしかないだろう。)
また、お酒やたばこをたくさん摂取するにもheavy という形容詞を使う。しかし、これらは日本語になっている。ヘビースモーカー、ヘビードリンカーなどは十分に日本語しても通用する。学生も容易に見当がつくようだ。She is a heavy smoker. My father was a heavy drinker. などのように使う。
![Pixabay](https://ibunka.xsrv.jp/wp-content/uploads/2016/11/woman-918616_1920-600x400.jpg)
どの形容詞と名詞が連結するか、一つ一つ数をこなして覚えていくしかないであろう。