2014-08-08
4月の始めにゼミ生から、ゼミ内の連絡はラインを使おうという提案があった。全員が賛同したので、それに巻き込まれる形で私のラインの使用が始まった。使ってみるとなかなか便利である。メーリングリストと同じ機能であるが、それよりも手軽に使える。ただ、iPhone利用のために、長い文章は打ちづらい。しかし、1,2行の文章の入力は気にならない。緊急時はラインがたしかに便利だと思う。
自分は facebook, twitter はやっていない。この年になると新しいことを始めるのが億劫になる。しかし、ラインは現在のところ楽しんでいる。スタンプが使えるので、文字と併用することで、かなり細かいニュアンスを伝えることができる。さらにグループのときには同時進行で意見交換ができる。
ラインの使用は日本語の世界をどのように変えるのか。文字と絵文字やスタンプの組み合わせが情報の一つの単位となるだろう。つまり、メッセージを伝える時は、今までは、文字だけだったのが、スタンプや絵文字、さらには写真を使うようになる。そのときは、文字情報が主体とはかぎらない。スタンプが情報の主体になり、それに一言そえる形で文字情報が使われることもあろう。
将来は哲学書も、絵やスタンプ、写真、図表がたくさん含まれることになろう。複雑な概念を伝達するために、すべての道具が総動員されることになろう。電子化の進展は、日本語に影響を及ぼしている。横書きへ、短文化、段落を示すのは一文字ずらすのではなくて一行空けることで示すことになる、アルファベットや絵文字が自由に取り入れられるようになる、等々である。民法や刑法の条文に絵文字が取り入れられたら楽しいと思う。