2015-11-18

atとtoにはニュアンスの違いがあります。

(a) He threw the ball to first base. (彼は一塁にボールを投げた)
(b) He threw the ball at me.(彼は私に向けてボールを投げつけた)
(c) He threw the ball to me. (彼は私にボールを投げた)☞10

toは到達を意味しています。そのために(a)ではボールが到着したことを意味しています。(b)と(c)を比較すると、(c)では、自分が受け取ることを予期していますが、atは受け取ることを予想していません。それ故に、(b)のように、atを使うと悪意を感じられます。また、到達できない意味なので、場所ならば、その近辺を示します。

I can’t get at the book on the shelf.(棚の上の本を取ろうとしたができなかった)
I think it difficult to get at the truth.(真実に到着しようとするのは難しい)
What are you trying to get at?(あなたは何を得ようとしているのですか)
We went to Kyoto. (私たちは京都に行った)

すると、次の2つの文の違いはどうでしょうか。
 A drowning man will catch at a straw.
 A drowning man will catch a straw.

 


時刻の言い方ですが、five to tenというのは、10時5分前という意味です。この場合のtoは「~へ向っている」という意味です。つまり、to tenとは「10時に向かっている」ということになります。