スポンサーリンク

2015-09-27

If foreign tourists have a positive image of Japan, there will be a greater prospect of peace between their countries and Japan.(外国人の観光客が日本に対して肯定的なイメージを持てば、それらの国と日本の間には平和の訪れる可能性が今よりも高まる)

という文を書いたら、ネイティブから、there is a greater prospect of peace とするようにと訂正された。それを切っ掛けに条件文の特に主節の時制について考えてみたい。

if が付いたら仮定法の文であると普通は考える。仮定法とは事実とは反対のことを仮定するのである。しかし、if がついても条件法であることは多い。つまり、仮定法ではなくて、単なる「~の場合は」という条件文である。実は、参考書のほとんどは仮定法のことを説明するだけで条件法まではスペースがないとしてあまり触れないことが多い。しかし、条件法は実際にはよく使われるので、注意しておく必要がある。3種の分類ができる。

(1)If 節の内容が事実であることが前提とされている。このときは、主節は現在形や命令形である。

If it rains, the street get wet.  (雨が降れば、通りは濡れる)

If you heat ice, it melts. (氷は熱を加えれば溶ける)

If it is raining, shut the window. (雨が降っているならば、窓を閉めなさい)

(2)If 節の内容が実現するならば、主節の内容も実現するだろうという予想を述べる。時制は未来形を用いる。

If it rains tomorrow, I will not go out. (明日雨ならば、外出はしない。)

(3)If 節の内容が疑わしいが、ありうるものとして受け止めている。その場合はif 節はshould を用い、主節は未来形を用いる。

If I should be free tomorrow, I will come. (もしも明日暇ならば、来ます)

(4)If 節の内容があり得ないこと、これはいわゆる仮定法で、私が鳥であったり、200年前に生まれていれば、などの仮定である。

If I were a bird, I would fly to you.

ここで、可能性の高さから言うと、(1)(2)(3)(4)の順番になる。(1)では、当然そうなるのだという前提で話している。そして、段々と前提が弱くなっていくのだが、(4)ではまったくあり得ないこ内容である。

はじめの文で訂正を受けたのは次のような理由のようだ。If foreign tourists have a positive image of Japan は当然そうなるのだという(強気の?)前提である。よって there is a greater prospect of peace between their countries and Japan.と当然なる。私の最初の英文では、前提自体が弱々しくて、「その場合には平和が来るだろう」という予想をしている。訂正された文は、予想ではなくて、必ずそうなるのだ、普遍的な事実であると言っても良い、という強気の文だ。

自分は日本語でもよく「~かもしれない」「~とも考えられる」と書いてしまう。英文もやや弱いトーンで文を書いてしまう。もう少し文をしまりを付ける意味からも is にすべきなのだ。

(参考、安藤貞雄 2012年 「『現代英文法講義』 開拓社 p.668~)

photo credit: It's a raining day via photopin (license)
photo credit: It’s a raining day via photopin (license)
スポンサーリンク