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2015-08-31

Hobson’s choice という言葉がある。むかし17世紀のイギリスにHobsonという貸し馬車屋がいた。顧客がきて馬を借りる時は、できるだけ元気がいい馬を借りたがる。しかし、このHobsonは入り口に近い順番に馬を貸し出したという。顧客には「この馬を選ぶか、それとも借りるのを諦めるか」と言ったそうだ。”This or none.”がその彼の言葉だ。

顧客はもちろんいい馬に乗りたがる。しかしそれを許していたら、いい馬は overuse されてしまう。それを避けるための措置だった。

私はこの表現に出会ったのは2回目だ。20年ほどまえに、タイムを読んでいた時にこの表現があって面白い思って手帳につけていた。それ以降にこの表現と出会うことはなかった。しかし、なんとなく自分の記憶の中に残っていた。

昨日、Heinlein という人のThe revolt in 2100 (Kindle版、no.1014)という小説の中に、”It’s Hobson’s choice.” という表現が出てきた。英語の教員がいままでに2回しか出くわしたことがない表現だから、学生諸君が覚える必要はあまりなさそうだが、とにかく、自分にとってはとっても懐かしくて、このブログに記す次第である。

photo credit: 100425_SchlossHof121 via photopin (license)
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