スポンサーリンク

2016-05-31

Longman Grammar of Spoken and Written English (pp.896-898)に information flow (情報の流れ)について説明がある。その部分をいくつか要約して提示したい。

(1)旧情報と新情報があるが、これは information principle (情報原則)と呼ばれる原則に従って現れる。以下の文を注目すること。

  [A] Inside the house Mr Summers found a family of cats shut in the bathroom.

この文では、the house と Mr Summers が前の文で言及されていて(ここでは省略しているが)、旧情報である。そして、最後の箇所に Mr Summers が発見したものが示されていて、それが新情報になる。この情報の流れはテキストの cohesion に即している。

(2)ただ、次のように、新情報が文の先頭に来ることもある。

  [B] A rectangular conference table and four chairs, of a type provided for senior public servants, stood between the tall windows.

ここでは、文頭の不定冠詞がついた名詞が新情報を示している。

(3)Focus という概念がある。focus されるのは、文末 (end focus) であるが、[A]では、副詞句が倒置された Inside the house にもfocus がある。つまり二重焦点(double focus)ともいえる。[B]では、長い修飾語句の最後の語も含めて、chairs, servants, windows それぞれに焦点がある。

(4)一般的に言って、文には二つの主要な目立つ箇所がある。それは文頭と文末である。

(5)重さ(weight) 長い語句・複雑な語句は文末に来る。それは文末重心の法則(the principle of end-weight)である。それは end-focus の原則とも合致する。


文頭と文末という二重焦点という点がいままで見過ごしていた点である。しかし、これをどのようにword-order に一般化していくか、難しい面もある。結局は文末に焦点がくるのが大多数であり、文頭に来るのは少数派であると一般化できるだろう。

photo credit: Lisa's Kittens via photopin (license)
photo credit: Lisa’s Kittens via photopin (license)
スポンサーリンク