スポンサーリンク

2016-04-09

子音には調音の位置が同じだが、声門が閉じていて呼気が通過するときに声帯が振動して声が出るものを有声音といって、一方、声門が開いたままで声帯が震えないものを無声音といっている。(のどに手を当てると、有声音である/b/,/g/,/d/ではのどが震えているのがわかる。一方の無声音の/p/,/k/,/t/では、のどが振動しない。

さて、破裂音の無声音/p/,/k/,/t/については、有気音(帯気音ともいう)と無気音の区別がある。有気音は、破裂音とともに、h音がともなう強い息がでる音である。無気音は語中や語末にあるときは、強い息を伴わないので、h音は聞こえない。

/p/の音で言えば、語頭に来るときは有気音となる。pocket, pot である。しかし、語末や語中にくるときは、無気音となる。top, triple, sport である。

なお、英語では、/p/,/k/,/t/の有気音以外は、英語の音はすべて無気音である。これは、/p/,/k/,/t/が語頭に来るときは、破裂音としてかなり息を出すので、h音が伴いやすいと考えられる。

韓国語や中国語では有気音と無気音の意味上の区別がある。つまり、弁別的な対立をなしている。このような区別は、ヨーロッパの言語にはない。

中国語では以下のような例がある。/t/の上にhの記号がついているのは、h音が続くことを示している。
有気音: 踏 tà   /tʰa/
無気音: 大 dà   /ta/

photo credit: Breathtaking via photopin (license)
photo credit: Breathtaking via photopin (license)
スポンサーリンク