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2015-12-26

SVOC型(第5文型)とは何か

SVOC型はSVO型 という基本的な文型のOの部分に主語+述語の関係が組み込まれたものである。

S + V +  0  I asked him to sing.   下線部は[主語と述語の関係]にある。        
him to sing は S + V と考えて、[He sang.]が表されていると考える。 

あるいは、SVOC型(第5文型) とは、S(主語)+V(述語動詞)+O(目的語)と続く構文に、目的語を説明するC(補語)が続く構文であると考える。補語になるのは、名詞、形容詞、分詞、句、節などである。次のような文が例となる。

Our team made Jiro captain.(私たちのチームは次郎をキャプテンにした)
This news made her happy again.(このニュースで彼女は再び喜んだ)
Satoko forced him to take the offer.(聡子は彼に申し出を受けるように強要した)
He kept me waiting in the room.(彼は私をその部屋で待たせた)

目的語と補語がイコール関係(正確には主語と述語の関係)にある点に注目すること。上の例文で、Jiro = captain, her = happy, him = to take the offer, me = waiting in the roomという等式が成り立つ。[SVOO型は、IO(間接目的語)が DO(直接目的語)を所有する関係にあると述べたが、そのことと比較すること。]

主格補語と目的格補語 SVC型における補語は、主語とイコール関係になるので、主格補語と呼ばれる。SVOC型における補語は、目的語とイコール関係にあるので、目的格補語と呼ばれる。

His daughter is a student. He asked his daughter to come back home before 9 o’clock. ただし次のような文に注意すること。 He promised me to stop smoking. → これはSVOO型である。

練習問題1

次の文を英語に直しなさい(SVOC型で)。
(1)彼はメアリーを嘘つきと呼んだ。
(2)彼女は娘を自分の代わりに市役所に行かせた。
(3)昨晩、私はその犬が吠えているのを聞いていた。
(4)私は猿が木から落ちるのを見た。

補語に冠詞が付かない場合

誰かを何かにするという意味の動詞elect, choose, make, appointなどの補語に「身分・官職」を示す名詞を用いる場合は、その名詞の冠詞を略するのが普通である。名詞の持つ名詞性が弱くなり、形容詞的な性質が強まるからである。
He was elected President of the United States.(大統領という役職・地位)
The people crowned him king. (王位という地位に就けた)
He was appointed principal of the school.

練習問題2

次の文の各要素に下線を引いて要素名を述べなさい。また日本語の意味を述べなさい。
(1) What made him so angry?
(2) You must keep it a secret.
(3) Don’t leave the door open.
(4) I shook him awake.

SVOC型の様々なパターン

SVOC型にはいろいろなパターンがあるので、いくつかのパターンを見ていく。

(A)補語が不定詞
I want you to tell me the truth.
I didn’t expect anything like this to happen to me.
I told him not to go.

(B)補語が原形不定詞
let, make, haveのような使役動詞かfeel, hear, listen, observe, notice, watchのような知覚動詞が使われたときは、補語として原形不定詞が使われる。
Let them play in the playground.
What made you do that? 
I saw him jog in the park. 
I felt my blood rise to my ears. 

(C)補語が分詞
補語が分詞になったときは、ある状態にあるのを見つける、ある状態にしておく、ある状態にする、などの意味になることが多い。分詞には、-ing(現在分詞)と、-ed(過去分詞)があるが、現在分詞は「Oが~する」という意味になり、過去分詞は「Oが~される」という受動の意味になる。

I found him stealing her bag.
I smell something burning.
You had better leave it unsaid.
You should have your eyes examined.
I found my purse gone.
I caught them kicking each other.
He left the baby crying.

D)補語が不定詞の場合と現在分詞の場合の相違

補語が不定詞と現在分詞の場合では、意味が異なる。不定詞が使われた(a)では完結された動作(完結)を示し、現在分詞の使われた(b)は継続中の動作(非完結)を示す。

(a) I saw a dog swim across the river.
(b) I saw a dog swimming across the river.

(a)では、完結された動作を示めし、犬が「最初から最後まで泳ぎ切るのを見た」ことを意味するが、(b)では、継続中の動作であるから、犬が泳いでいる「状態の一瞬を見た」ことを意味する。

(c) I saw Taro kick a ball.
(d) I saw Taro kicking a ball. 

この二つの文の違いは、(c)は、完結する動作で「ボールを一回蹴った」の意味だが、(d)は非完結の動作で「ボールを何回も蹴った」の意味にもなる。

形式主語や形式目的語が使われる場合

Itが形式主語や形式目的語として、主語Sや目的語Oの位置に来ると文全体の構造が見えにくくなるが、SVOC型の構文に還元することで意味解釈が容易になる。

It makes me a little sad to think of my late mother.(亡母のことを考えるとちょっと寂しくなる)
To think of my late mother makes me a little sad.

It makes her a little embarrassed to think of that happening.(あの出来事を考えると彼女は少々困ってしまう)
To think of that happening makes her a little embarrassed. 

*We found to persuade him impossible. 
We found it impossible to persuade him.(彼のことを説得するのは不可能だった)

*I think to walk in the morning a good habit.
I think it a good habit to walk in the morning.(朝散歩するのはいい習慣だと思います)

練習問題3  

次の文に下線を引いて要素を述べて、日本語の意味を述べなさい。
(1) The soup tastes sweet.
(2) He wants someone to travel with him.
(3) Let’s find something to sit on.

次の(4)と(5)は後ろの文だけ要素を述べなさい。
(4) He couldn’t walk, so I found him drinking-water.
(5) There was little water, but I found him drinking water.

補足説明

完全他動詞と不完全他動詞 SVO文型で使われる動詞は「完全他動詞」と呼び、SVOC文型で使われる動詞は補語を必要とするので「不完全他動詞」と呼ばれる。

参考までに以下の文型を見ること。 
S + V (第1文型) = 完全自動詞
S + V + C (第2文型) = 不完全自動詞
S + V + O (第3文型) = 完全他動詞
S + V + O + O (第4文型) = 完全他動詞
S + V + O + C (第5文型) = 不完全他動詞

photo credit: Drinking young chimpanzee via photopin (license)
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