2016-09-18

夏休みの集中講義で時計の読み方を復習した。以下のような時間を音声で提示した。中学校で既習と思うが、耳で理解となるとかなり戸惑うようだ。

five thirty-five
six ten
ten minutes past five
twenty minutes after seven
a quarter past seven
quarter after two
half past eleven
ten to five
quarter to five 

学生たちは、five thirty-five(5時35分), six ten(6時10分), のような時間→分という形(順番)で言われる時計の読み方は簡単に分かる。そして、ten minutes past five (5時10分)とか、twenty minutes after seven (7時20分)などもだいたい分かる。これは分→時間という形式(順番)で言われるのだが、past, after があると、迷うことはないようだ。

しかし、quarter, half などが入るとちょっと困るようだ。しかし、それもちょっと訓練すると分かる。a quarter past seven (7時15分), quarter after two(2時15分), half past eleven (11時半)などである。まあ慣れの問題である。

ところが、to を用いる時計の読み方はかなり迷うようである。ten to five は10時5分と答える学生が結構いる。to という前置詞の理解が難しいようだ。to はそこに向かうことを示す前置詞であり、five (5時)に向かっているのであり、あと ten minutes で five o’clock になる、という説明で、ようやく、5時マイナス10分で、4時50分と分かる。  quarter to five ならば、4時45分とも分かる。

デジタルの時代は画面に5:35とか、6:10という数字が現れるので、five thirty-five, six ten という表記法は違和感はない。しかし、アナログの時計では、空間的に一瞬で長針と短針の関係を把握するので、a quarter pastとseven とか、 quarter after two とか、ten to five という言い方が分かりやすい。

photo credit: Bulova via photopin (license)
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