内容語と機能語
単語は内容語と機能語に分けられる。内容語とは、語彙的な意味を持ち、文法的な意味は持たない語である。一方の機能語は、それ自身の意味は曖昧で文中の文法構造を示す語である。通常は品詞によって、以下のように分類できる。
内容語 | 機能語 |
名詞 形容詞 数詞 指示代名詞、指示副詞 (thisなど) 疑問代名詞、疑問副詞 動詞 副詞 感嘆詞 |
冠詞 人称代名詞 関係代名詞、関係副詞 不定形形容詞 (something など) 助動詞と be動詞 前置詞 接続詞 (and, but など) |
次の文では、下線を引いた部分が内容語であり、何も引いてない語が機能語である。
She went to the airport to meet her aunt.
文アクセント
英語の単語にはそれぞれにアクセントがある。しかし、英語の文を構成するときは、それらの単語全部が等しく同じようなアクセントを受けるのではない。語が文中で受けるアクセントを文アクセント(sentence accent)という。
文中でアクセントを受ける語は内容語が多くて、文中でアクセントを受けない語は機能語が多い。
文アクセントを受けるのは、1音節語はそのままアクセントを受けるが、多音節語はその語の第一アクセントのある箇所である。
例外的な場合
機能語は文アクセントを受けないと述べたが、例外的に文アクセントを受ける場合がある。
(1) 助動詞やbe動詞が単独で文の終わりに来たとき。
Can you play the piano? Yes, I can.
Do you know his house? Yes, I do.
下線を引いたcan, do は助動詞で機能語だが、アクセントを受ける。
(2) 強意の do
I do remember my mission very well.
(3) other と対比して使われたsome
Some think so, but others don’t.
その他にも様々な例外的な場合がある。機能語であっても強調されるときは文アクセントがつき、内容語でも曖昧で意味が弱いときは文アクセントがつかない、と一般化して覚えればいい。