英語の力をつけるためには、日本語の力をつける必要もあります。つまり言語能力として両方に共通部分があります。あるいはもっと正確に言うと何か表現したいことがあるのかどうかという点です。

日本語で何も表現したくない人が英語で何かを表現したくなることはないでしょう。読みでも同じです。何か関心を持ったことがあれば、日本語でも本をたくさん読んで知識をつける必要があります。その延長上に英語学習があればいいのです。コンピュータのプログラミングの本を日本語で読んできたが、最新のアメリカの技術を知りたくなって、その結果として、英語で読んでいくようになるのが、理想的な方法です。

英語が読めないという人は、英語そのものよりも、その分野に関する土台となる知識がないためということがあります。その土台をつけるには、日本語である程度その分野の知識をつける必要があります。