2015-10-08

先日のニュースにアフガニスタンで「国境なき医師団」(Doctors Without Borders)の病院が誤爆されたと報道された。この誤爆とは英語では friendly fire となる。味方からの砲火や爆撃を意味する。

戦場では、迅速な行動が要求されるが、情報も少なくて混乱の中で、よく同士討ちがおこる。この同士討ちもfriendly fire と訳される。要はfriend (味方)からfire (砲火)をもらうことだ。

この国境なき医師団は1971年にフランスの医師たちによって創設された。そのために、フランス語での名称 Médecins sans frontières もよく目にする。国際援助分野における医師団の功績によって、1999年いノービル平和賞を受賞している。

国境なき医師団の病院をアメリカ軍の飛行機が間違えて攻撃したようだ。そして、19名がなくなり、多数の負傷者が出たと聞く。紛争地域で医療活動にあたられる方々の志の高さには頭がさがる。(なお、この事件をきっかけに国境なき医師団はアフガニスタンから撤退するそうだ)


もう一つのニュースが気になった。4 Russian warships launch 26 missiles against ISIS from Caspian Sea(カスピ海にあるロシアの4隻の軍艦から26発のミサイルをISISに対して打ち込んだ)という報道だ。イランとイラクの領空を飛んで、正確にISISのキャンプを攻撃したそうだ。The precision weapons hit all intended targets.(精密兵器は目標にきちんと到達したとある)恐ろしい。何千キロの向こうから正確に飛んでくるミサイルなど防ぎようもない。これからの世界情勢を知るためには、軍事に関する英語も覚えていく必要があるようだ。

ISISを攻撃したロシアのミサイルの経路
ISISを攻撃したロシアのミサイルの経路