前置詞の使い方

練習問題1.

次のかっこの中に適切な前置詞を入れなさい。
(a) The sun rises ( ) the east and sets ( ) the west.
(2) He is sitting ( ) a chair.
(3) He is sitting (  ) a stool.
(4) He is sitting (  ) a bench.
(5) He is sitting (  ) an armchair.

 onとinの用法

ふつう乗り物に乗っていることを表すのはonを用います。onは「乗り物の床の上に」という接触を表します。この場合、ある程度の大きさの乗り物が該当します。
(6) I saw him on the train.
(7) I found a lot of people in a cramped container on a boat.
(8) He slept well on a plane.
(9) Ms. Sato was on a bus in the morning.

ただし、車(car)に乗るばあいはonを使わずに、in a carとします。車は公共の乗り物と比べると小さいので、床板を意識する前に、「箱」を意識するからです。
He got in a car.(彼は車に乗った)
なお、自転車に乗る場合は、get on a bikeであって、*get in a bikeとはなりません。

公共の乗り物でも、外にいるのではなくて「その乗り物の内部にいる」ことを強調するときは、in a train, in a boat, in a plane, in a busなどを使います。
I saw him on the train. (自分は電車の中)
I saw him in the train. (自分は電車の外)

atとtoの違い

atとtoにはニュアンスの違いがあります。
(a) He threw the ball to first base. (彼は一塁にボールを投げた)
(b) He threw the ball at me.(彼は私に向けてボールを投げつけた)
(c) He threw the ball to me. (彼は私にボールを投げた)
toは到達を意味しています。そのために(a)ではボールが到着したことを意味しています。(b)と(c)を比較すると、(c)では、自分が受け取ることを予期していますが、atは受け取ることを予想していません。それ故に、(b)のように、atを使うと悪意を感じられます。また、到達できない意味なので、場所ならば、その近辺を示します。
(11) I can’t get at the book on the shelf.
(12) I think it difficult to get at the truth.
(13) What are you trying to get at?
(14) We went to Kyoto.

練習問題2

次の2つの文を訳してその違いを述べなさい。
(1) A drowning man will catch at a straw.
(2) A drowning man will catch a straw.

atとinの違い

atは、点ではなくて、単なる場所として意識されていると考えた方が分かりやすでしょう。inはそれに対して、具体的なものの中にあるというイメージがつきます。
at school in the school (学校で/学校の中で)
at home in the house (家で/家の中で)
at church in the church (教会で/教会の中で)
inがつくと建物の中にいることを示しますが、atでは活動の場所としての学校が問題になります。