先般、英語科教育法の授業で学生が英語のゲームを考案してきた。数字を覚えるために、神経衰弱というゲームを使って数字のスペリングを覚えるのだ。このゲーム自体は面白かったが、学生はこのゲームを Nervous Breakdown として紹介していた。私はその時は気づかなかったが、後で考えるとトランプの神経衰弱をnervous breakdown と訳して紹介するのは問題があることに気づいた。

カードゲームの「神経衰弱」は辞書で引くと concentration とあった。その他にも memory game とかPelmanism とかあった。このPelmanismは19世紀後半にイギリスの心理学者 Christopher Louis Pelman が精神教育プログラムの一環として考案したものだそうだ。そのほか、Match Match, Match Up, Memory, Shinkei-suijaku, Pexeso, Pairs などの名称がWikipedia にあげられていた。

次の時間で学生に訂正をしなければと思う。たくさん名称をあげても混乱するだけなので、concentration という言い方だけを教えたいと思う。

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なお、トランプはtrump ではないというのは周知のことである。trump は「切り札」の意味である。play a trump で「切り札を出す」「奥の手を使う」の意味になる。トランプはcards であり、「トランプ遊びをする」は、play cards となる。

なお、最近の若い人はトランプなどしないようだ。コンピュータ関連のゲームがたくさん現れて、そちらに夢中のようだ。 

トランプ大統領は、President Trump だ。大統領として切り札なのか。似た発音で、President Tramp とすると、大統領の「浮浪者」となる。/trʌ́mp/と/trǽmp/の発音の違いに気をつけよう。