heavy は「重い」と覚えてしまう学生がいる。すると、heavy rain, heavy snow を「重たい雨」「重たい雪」と訳してしまう。水滴自体が重たいのではないか、パラパラ降ってきても、重量のある雨ならば heavy rain になるのではないか、などと考えてしまう。

まあ、多量に降るのでたしかに重たいのだが、ここでは、「大雨」「大雪」の意味である。

photo credit: gunman47 Braving the heavy rain alone via photopin (license)
photo credit: gunman47 Braving the heavy rain alone via photopin (license)

 

交通渋滞も The traffic is heavy on Sunday around here. という風に、交通量の大きさを示すのにheavy を示す。形容詞が名詞の前にきて heavy traffic という言い方でもいい。

(なお、street が主語になると、The street is busy on Sunday around here. となり、busy という形容詞と結びつく。このあたりは一つ一つ覚えていくしかないだろう。)

また、お酒やたばこをたくさん摂取するにもheavy という形容詞を使う。しかし、これらは日本語になっている。ヘビースモーカー、ヘビードリンカーなどは十分に日本語しても通用する。学生も容易に見当がつくようだ。She is a heavy smoker.  My father was a heavy drinker. などのように使う。

Pixabay
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どの形容詞と名詞が連結するか、一つ一つ数をこなして覚えていくしかないであろう。